Aloha!!皆さんお元気にお過ごしでしょうか?
秋の気配も近づいてきて一年がとっても早く感じられる今日この頃です。
ハワイ旅行に行けないしKumuにも会えない寂しさから、カウアイ島や他島にKumuや仲間たちとたくさん旅した写真を眺めて当時を懐かしんでいます。
寂しくなったときに、こんなに色んなところに一緒に行って同じ時間を過ごしたと思うと本当に貴重で愛しい思い出たちですし、いっぱい旅しておいて良かったなあと思います。たまに仲間で「あのとき、あそこでクムがさあ・・覚えてない??」って笑い話をしては当時を思い起こしてなんとも言えない気持ちになっています。
去年の今頃はカウアイのホーイケ出演旅行前で頭がいっぱい、その後ご褒美のマウイ旅行を想像しては心を弾ませながら、まさか1年後にこんな風になっているとは思いませんでした。
今までの旅行の中での思い出は自然の中をハイキングしたり海で泳いだりしている写真が多く残っていました。思ったより多かったのが博物館や資料館にいってハワイの歴史を学んだり伝統工芸品の写真も多いことに気がつきました。
現代にもハワイの伝統的な技術は少しづつ受け継がれていますが、もうなくなりそうなものもあるようです。
少しづつここで紹介いたしましょう
その一つがニイハウシェルのレイ。
ニイハウシェルとはニイハウ島で採れた貝のこと。
一番有名なものはKahelelaniと呼ばれる小さくて赤系の色をした貝。小さい貝なので穴を開けるのも大変で、それを特殊な編み方でレイにしたものがニイハウシェルレイといって現在でも大変貴重で高価なレイとして人々に愛されています。
20年以上前、初めてカウアイ島に行ったとき、ニイハウシェルのことを知りました。
ニイハウ島で採れるとても貴重な貝で、絶滅の危機に瀕している。近い将来なくなるかもしれないから、高価な値段がついているので、ニイハウ島の隣のカウアイに来た記念に是非お土産で買って行きなさい。とガイドさんが教えてくれました。
そのときに買ったイヤリングは今でもなくさずに大事に持っています。
数年前にカウアイ島に行ったときにクムに連れて行ってもらったのがカウアイミュージアム。
ここではカウアイ島やニイハウ島の伝統工芸品やハワイを統治したアリィの歴史や人々が織りなした生活の歴史、ハワイに関する様々な展示がしてある素晴らしい博物館です。
その中で展示されていたのがこの見事なニイハウシェルレイ。
このような立派なシェルレイは見だけでも目の保養になりますし、このレイを編むという細かい作業は手先の器用なニイハウ島やカウアイ島の人々の素晴らしいクラフトマンシップがなした芸術品の傑作です。
下はカウアイシェルで作ったレイ。カウアイ島で採れた貝はカウアイシェルレイ、モロカイ島で採れた貝のレイはモロカイシェルレイ。
以前、Hānaiakamalamaのミュージアムショップで美しい赤系のグラデーションの貝で出来たショートレイとブレスレットのセットが破格の値段で販売されていました。
よく見えるとレイの編み方もニイハウシェルと少し違っていて、お店の人に「なんでこれはこんなにお値打ち品なの?」と聞いたら、
これはニイハウシェルではなくモロカイシェルだと。
採れる場所が違い、編み方が違うだけでこんなに値段が違うとは!と驚きました。
この特殊な貝で特殊な編み方で編まれたレイのみがニイハウシェルレイと呼ばれます。
外見はKahelelaniのシェルと同じなのに。それはそれでとっても素敵なレイでした。
持っているニイハウシェルのイヤリングを眺めながら、今度はいつハワイに行けるのかと妄想する毎日がもうしばらく続きそうです。
(美しいハナレイ湾の桟橋)
Mahalo!
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