Aloha!
今年咲いた庭の睡蓮。
うちではメダカの鉢で睡蓮とホテイアオイを一緒に育ててます。
毎年、何も手をかけなくてもキレイに咲いてくれるので、写真に収めるのが楽しみ。
もう睡蓮の開花時期は終わってしまいましたが、ホテイアオイの花は今もまだ楽しめます。
睡蓮と言えばアジアのイメージが強いですが、意外な場所で見かけました。
ハワイ島のプナルウ海岸。
黒い砂や、ウミガメの休憩地としても有名ですよね。
この日も4、5匹見かけました。
甲羅干ししている子、浅瀬の岩場で岩についた海藻?を食べてる子。
私は訳あって海に入れなかったのですが、姪っ子は楽しそうに海で一緒に泳いでました…羨ましい。
そんな中、暇にまかせてビーチをブラブラしていたら、ビーチの裏で不思議な光景を発見!
スイレンとホテイアオイがびっしり。
こんな場所に⁉︎と、最初は目を疑いましたが、一瞬、草原に見えるほど群生してます。
遠くに見える一面の薄紫色はホテイアオイの花。
ハワイでもシェラトン・ワイキキやサロンなど、人工的な池で見かけることはありますが、まさかこの規模で自生してるのには驚きました。
池にはメダカらしき小さな魚も見かけました。その時は気付かなかったけどよく見れば、ザリガニまで(笑)
ハワイで見かけたのは、花の色と茎の長さからして熱帯スイレン?
青いスイレンは熱帯種にしかないそうです。
そして、花の茎が長いのも熱帯種の特徴。
タイではよく見かけるスイレン。
因みに、うちのは温帯スイレンです。日本では越冬しないといけないので、温帯スイレンの方が育てやすいようです。
ところで、スイレンは『睡蓮』と書くからなのか、よく『蓮(ハス)』と間違えられます。
両者のわかりやすい見分け方があります。
「蓮」は、花や葉が水面より上に。
一方、「睡蓮」は、水面に漂うように浮かんでいます。
次に、蓮の葉は睡蓮の葉のように切り込みがありません。そして、防水加工してあるかのように撥水性があります。
さらに、蓮の根っこは有名ですよね、
「レンコン」です。
スーパーで売っているレンコンを見てもわかるように、蓮は泥の中で育ちます。
そして、蓮は泥が濃ければ濃いほど大輪の花を咲かせます。澄んだ水の中では小さな花しか咲きません。
そんなハスはお釈迦様の台座に使われてたり、仏教やヒンドゥー教で教えをあらわす花となったのも、
『今の状況がたとえ泥沼の中でも将来必ずキレイな花を咲かせられる』
という姿が、清らかに生きることの象徴として受け止められたから…とか。
確かに、こんな綺麗な花の下が泥沼とは、想像つかないですよね。
さらに英語では、
「蓮」=「Lotus」
「睡蓮」=「Water Lily」
睡蓮と蓮は似てるようで全く違いますが、どちらも幻想的でずっと眺めていても飽きないほど、大好きな花の1つです。
ブラックサンドとウミガメを見に行ったのに、まさかの思わぬ癒しをいただきました。
ハワイ島は不思議な島です。
地球上の13ある気候帯のうち11の気候があり、世界三大パワースポットのひとつと言われるだけあって、本当に色んな顔を見せてくれます。
「一生にたった一度しか海外旅行ができないとしたら、ハワイへ行け。」
と言う人がいますが、同感です。
Mahalo