Aloha〜
熱い夏も過ぎ、朝晩はすっかり涼しくなって秋の気配を感じます。
先日の中秋の名月、キレイでしたね。
今年はちょうど9月15日が中秋の名月。まさに十五夜でした。満月は2日遅れでしたが。
日本にもたくさん素晴らしいものがあるのに、つい日々の生活に追われ、ふと空を見上げることすら忘れてしまいます。
さみしいことです…
それならせめて、旅行した時くらいは身の回りの小さな発見も楽しめる心の余裕があるといいですね。
ハワイでは、素晴らしい景色と共に可愛らしい生き物にも出会えます。
触れないんだけど、なぜかヤモリを見かけると思わずカメラを向けてしまう私。
このカラフルでつぶらな瞳の子はハワイでは有名なヤモリ。出会えて良かった。
この色、この指先、なんとも愛らしい❤︎
ホテルの玄関でこんな子も見かけた。
比較するものがないからわかりにくいけど、子供なのか随分と小さかった。
この子は日本にいるのと似てるかな?
日本語は「ヤモリ(家守、守宮)」、
英語では「ゲコ(Gecko)」と言いますよね。この呼び名は、わりと有名。
では、ハワイ語では?
ヤモリなどのトカゲをまとめて
『モオ、またはモー(MO’O)』
と言うそうです。
正しくは、
トカゲ=「モオキハ(Mo’okiha)」
ヤモリ=「モオアラ(Mo’o’ala)」
ですが、一般的には「モオ」で通じるそうです。
このモオ、ハワイ神話では『AUMAKUA(アウマクア)』という「守りの神様」の化身として、幸運や幸福を意味する縁起の良い生き物として親しまれています。
日本でも家の中の害虫を捕食する益獣として大切にされ、家を守る縁起の良い生き物として「家守」と呼ばれたというのが、名前の由来とされています。
因みにヤモリとよく間違えられるのが「イモリ」。
イモリは井戸にいる害虫を食べて、井戸を守ってくれるから『井守』と書くそうです。
この二者は似てるようで全く別物。
ヤモリは爬虫類、イモリは両生類。
イモリはフグと同じ成分の毒を持っていて、他の生物に毒を持っている事を知らせるためにお腹が赤くなってるとか…。
日本「ニホンヤモリ」:私の部屋
インド「チプカリー(chhipkalī)」:クローゼットの中
ベトナム「コンタンラン(Con Than Lan)」:リビング
タイでは「チンチョ(Chin Chok)」って呼ぶんですが、私はこの呼び名がなぜか一番馴染むので、常にそう呼んでます。
残念ながら、タイのチンチョの写真だけ無かったけど…。
どの子もクリクリの目とぽってりした指。
くねっとした体といい、最初は抵抗あるけど、よくよく見るとほんとに可愛らしい形状。
アクセサリーのデザインになるのもわかる気がします。
その上、どこの国でも縁起の良い守神として扱われるのは、やっぱり害虫を食べてくれる益獣だからでしょうね。
そして、こんな小さな体で10年近く生きるって。
それもスゴイ。
こんなに沢山のヤモリの写真ばかり載せて、気分を害した方がいたらゴメンナサイ。
色んな場所に出没するヤモリ。
それはそれは本当に突然目の前に現れるから、ちょっとビックリ。
でももし見かけた時は、どうか見た目で嫌わず、蚊やハエのような嫌〜な害虫を捕食してくれる有難い生き物だと思って、温かく見守ってあげて下さいね。
普段見過ごしてしまうような、こんな小さな発見も旅の楽しみにしてみては?
Mahalo